建築物は、時間とともに成長するようなものが良い。
古い建築物を訪れると足下にもおよばないと思うときがあります.
建築の長所でもあり短所でもあるのは、長い「時間」(人と相対して)です。
この時間を味方につけるようなものづくりをしたいと考えています.
経年により価値が減少するのではなく、時を刻むごとに価値があがるものを考えたい。
時間とともに魅力を増す建築をつくるには、クライアントは、もちろん、その建築に関わるステークホルダー、そして、社会に愛される建築を提供しなければいけないと考えています。
そこには、当然、未来のステークホルダーも含まれます.
愛されていれば、何かを育てるように手を入れてもらいながら長く大切に使ってもらえるはずです.よく「育てるという行為は、自分も同時に育つのだ」といわれます。
こういった建築を「育む建築」といえるかもしれません。
「育む建築」は、建築家だけではつくれませんが、ひとつの建築=仕組み(時間、人、自然、モノの関係)が豊かな生活や風景を生むように建築づくりに励みたいと思います.